
寸法・精度
1.寸法公差
寸法範囲 | 一般公差 | 限界公差 |
0?10 | ±0.25 | ±0.1 |
10?25 | ±0.15 | |
25?50 | ±0.4 | ±0.25 |
50?75 | ±0.8 | ±0.4 |
75?100 | ±0.5 | |
100以上 | ±1% | ±0.5% |
弊社では寸法の精度を確保するため、「一般公差」を設けています。
「一般公差」より精度が必要な場合は、金型を修正することにより、「限界公差」まで精度を上げることが出来ます。
ただし、一つの製品に「限界公差」の精度が必要な箇所が多いとコストがかさんでしまいます。
2.角度公差
角度 | 一般公差 | 限界公差 |
α | ±30’ | ±20’ |
β | ±2° | ±30’ |
γ | ±2° | ±1° |
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3.平面度及び真直度公差
長さ | 一般公差 | 限界公差 |
25未満 | 0.2 | 0.1 |
25?50 | 0.4 | 0.15 |
50?100 | 0.6 | 0.25 |
100?150 | 0.8 | 0.40 |
平面は面積の大小、肉の厚薄に応じて凹む傾向がありますが、
特に大きな肉厚部品以外本表の値はこれを含みます。
4.最少肉厚
一般 | 条件の良い時 | |
鉄系合金 | 1.30 | 0.5 |
非鉄合金 | 1.00 | 0.5 |
表面積、形状にもよりますが、全体的な厚みは2mm以上を希望します。
上記の表は部分的に可能な肉厚です。
設計
1.大きさ、重量の制限
望ましい範囲 | 出来る限度 | |
重量 | 3kg以下 | 20kg以下 |
寸法 | H150×W150×D250 | H350×W450×D450 |
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2.表面粗さ
6?18S |
3.溝
![]() d>2Wの時 ?≦2W 最少溝巾1.3(ただしd<1.0) |
4.穴
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![]()
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5.ロストワックスの設計
![]() 滑らかに肉厚を変化させる |
![]() 均一な肉厚にする 内角にRを付ける |
![]() シャープエッジを避ける |
![]() 局部的な肉厚部を避ける |
![]() 重量軽減逃げ、打痕防止R付け |
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![]() ゲート位置から末端に行くに従い肉を薄くする |
![]() 型抜きを簡単にし、中子ワックスを使わないと 金型代・コスト面で有利です |
![]() ゲート面は曲面より平面の方が 品質・コストが有利です |
![]() R≧0.5 W≧2R U≦W/2 |
![]() 横に鋳型補強穴を設けると スパンの長い穴が開きます |
![]() 巾が狭く深い溝には横穴を開けることが必要です |
